はじめての期間工【3】―ZOZOSUIT? ゾゾスーツが届いた。ブログどころじゃないぞ、おい!―

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ゾゾスーツ

Door must go on!
そんなことよりナゾナゾをだします。

さて前回、大わらわでパニックとなり、挙句の果てに叱られ落ちこんだフリードの習熟。
ただいくら落ちこんでいようが、いくら山をあげようが、ラインは止まることなく動き続け、ドアは流れてくるのである。

おれは悩む間もなくインパクトを回し続けた。
そして一週間経過。
驚くことに、なんだか自然とできるようになってきてしまったのである。


それはさておき、今から皆さんがまるで興味のないナゾナゾを出します。
ダダン!!

はい、では問題です。
おれは今どんな格好でこの文章を書いているでしょうか??

みんなの反応がわからないので、もう一回出します。

はい、おれは何の服を着てパソコンに向かっているでしょうか??

はい、誰も答える人がいないので、自問自答します。

ネルシャツ?
ジャージ?
全裸?

はい全員はずれ!!!

正解はゾゾスーツだ。

反応がわからないから、念のためもう一度言ってみます。

正解はゾゾスーツだ。


それは今から2時間ほど前のことだった。
久々にポストを見たら、大量のDMに紛れて”ZOZOSUIT”と書かれたビニールパックがしれっと入っていた。

まず注文した記憶を掘り起こすのに時間がかかった。
注文したのは半年以上も前だろうか、もういつだったかわからないほどに前だ。

遅刻して5時限目の授業にきた奴くらい、意味がわからない。
なにを今さら感がすごい。

とはいえ、せっかく届いたんだから、着てみるか。

とその実、けっこう胸を高鳴らせながら袖を通した。
で、今に至る。

そうか、これが未来か。ゾゾスーツの破壊力

ゾゾスーツを着て、おれは感嘆した。

すごい。
すごいぞ、これ。

メンタルの破壊力がすごいぞ。

一人暮らしでよかった。
今ドアを開けてが勝手に入ってきたら、家出するしないの大ゲンカになるほど、おもしろい格好だぞ。

鏡を見たら、総柄のエガちゃんみたいなことになっている。
柄の感じが、どことなく志村けんの変なおじさん的でもある。

ゾゾスーツの着方

新しいZOZOSUITは
全体に施されたドットマーカーを
スマートフォンのカメラで360度撮影する
ことで体型サイズを瞬時に計測できる
新しい技術を搭載した計測スーツです。

――マジか。

机の上に置いたスマホの前で、ゾゾスーツを着て写真を撮らなきゃいけないらしい。
絵を想像しただけで、立ち直れなくなる予感がすごい。

ゾゾスーツを着るだけでも、そこそこダメージを負っている。
そのうえ、この状態でスマホに向かってポーズを決めなきゃいけないのか。

ダメ押しの追加点だ。
脱ごう。


ゾゾスーツを脱いで、コーヒーを淹れて一服してきた。
なぜかひと仕事を終えた気分だ。

しかしゾゾスーツを着て文章を書く機会なんて、おそらく今後生きているうちに一度もないであろう。

そう考えると、今日のブログにはすごく価値があるように思えてくる。
「これゾゾスーツを着て書いた文章なんスよ!」
そう後輩言葉で先輩に報告したい気分になってくる。

ちなみにマーケ用語で、これを希少性の法則と呼ぶ。
この法則を利用した広告は世の中にあふれかえっている。
そして、そのほとんどが錯覚である。

ちなみにこの希少性の法則のくだりは、ちょっとインテリジェンスを匂わせたいがゆえに強引にこじつけたセンテンスである。

もっとシンプルにいえば、ただ格好いいことを言ってみたかっただけである。


ゾゾスーツを脱いだおれ、ゾゾスーツを着ているおれは地続きだ。
そしてその地続きの過去には、フリードの作業を習熟中のおれもいる。

あの頃のおれはフリードに向かい続けている。

完全に無理だと思っていた作業に少しづつ手応えを掴みだし、小さな充実感を噛みしめながらフリードに向かっている。

将来、ゾゾスーツを着ることも、またゾゾスーツを着ながらフリードの作業について書くという複雑なことになることも知らないまま、あの頃のおれはフリードのドアに立ち向かい続けるのである。

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