期間工なんてどうでもいい!このメンツなら駄作でも勝ち!パンク侍、斬られて候!!!!!

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パンク侍、切られて候

年々テレビを観る時間が減っている。

そんなおれがこの前、久々にがっつりとテレビを観た。

ワールドカップだ。
日本代表だ。
コロンビア戦だ。

見た目から文化系属性と思われがちだが、実はスポーツ観戦がかなり好きなのである。
渋谷のスクランブル交差点でハイタッチしてる連中よりか、全然ストイックなスポーツ好きだ。

おれは日本代表の勝利を願っている。
願ってはいるが、日本が勝つと渋谷でハイタッチ会が始まってしまう。
で、その様子をニュースで見てイラっとくる、と。

ちくしょう、日本が負けていれば――。
勝利と敗北のどちらも願ってしまう、このジレンマ。

せめてフトンを干したままスポーツバーにいったら土砂降りの雨が降ってきたくらいの、ささやかな不幸が彼らに訪れますように。

――あ、念のため先に言うと、これから期間工と関係のない話をします。
あと思いっきり前振りを無視して、サッカーともまったく関係のない話をします。

映画の話をします。

『パンク侍、斬られて候』が映画化って、マジか!
オマージュの嵐だよ。

で、ハーフタイム中にまわってたCMかなんかで、『パンク侍、斬られて候』という映画が公開されることを知ったのだ。

アッメイジング!!!!!!
もう、びっくりした!
もう、本当にうおう!ってなった。

もうもう。
ってになってしまうくらい、もう本当にエキサイティング。

だってもう見ておくれよ、このメンバー。


【監督】
石井岳龍

【脚本】
宮藤官九郎

【原作】
町田康
「パンク侍、斬られて候」2004年

【主題歌】
セックス・ピストルズ
「アナーキー・イン・ザ・U.K.」


アッメイジング!!!!!!!
興奮しすぎて、さけるチーズをさかずに一気食いしたよ。
それくらいの衝撃だった。

上の3人と1バンド、それぞれにつきアドリブで5時間は余裕で語れるほど、全員が全員大好きなメンツだ。

知ってる人は知ってるけど、このブログのタイトル画像なんて、思いっきりセックス・ピストルズのアルバム『勝手にしやがれ』のジャケットのオマージュですもん。
オマージュっていうかパクリですもん。

セックス・ピストルズの勝手にしやがれ!!

セックス・ピストルズ唯一のスタジオ・アルバム。
1977年にリリースされ、全英アルバムチャート1位を記録した。
邦題に「勝手にしやがれ!!」ってつけた人はめっちゃセンスいいと思う。

そのロゴ内に書いている“KIKANKOU IN THE 3K”って言葉も、映画の主題歌でありピストルズの代表曲である“アナーキー・イン・ザ・U.K.”にかけてるわけですもん。
最初に思いついたとき、「うまいこと言うじゃない」って自分で自分に感心したんですんだもん。
アドレナリンがですぎちゃって日本語も変になりますもん。
もんもん。

そいで、このブログで使ってる森田森三ってハンドルネームは町田康のパンクロッカー時代のアーティスト名、町田町蔵のオマージュだし。
オマージュっていうかパクリだし。

おれのカリスマ・町田町蔵のINUのメシ喰うな!!

町蔵時代(バンド名・INU)の傑作アルバム
『メシ喰うな!』
“写真屋のおっさんの石で刻みこまれたようなシワ おれはあなたが愛おしい くそまみれにしてくれ”
――こりゃ将来、芥川賞とるわけだ。すんげえ歌詞よ!

クドカンと岳龍は、二人の母校・日大芸術学部のキャンパスの近くに今おれは住んでいるわけだし。
メインキャストに綾野剛、北川景子を揃えたのもセンスあるナイスチョイスだし。

そしてこの原作の小説ね、「パンク侍、斬られて候」ね、うちの本棚に2冊ありますよ。
しかもプラスして、Kindleにもなぜか入っている始末ですよ。
もうこれに関しては理由不明です。

まあそんな夕飯を食べたことをすぐ忘れちゃう可愛いおじいちゃんみたいな、ちょっと危なっかしい買い方をしてるけど、それくらいむっちゃ好きなんです。

クロックスとセーラー服とちょび髭。
映画は「勝手にしやがれ!」な感じになると思う。

ただこの映画ね、たぶんはずれます。
はい。
たぶん失敗します。

単体での色が強すぎて味が濃すぎて、調和できる気がしないんですよ。

生クリームとカレーとキムチで料理を作る感じというか。
――ちょい違うな。

歪ませまくったエレキギター三本でセッションする感じというか。
――惜しいけど、ちょい違うな。

クロックスとセーラー服とちょび髭でトータルコーデする感じというか。
――おいそっちじゃないぞ、おれ。

まあとにかく、それくらい混ぜようがない、バランスの取りようがない厄介な組み合わせなのである。

それにしても敵は多勢である。自分は、平家十万の軍勢を蹴散らした、旭将軍木曾義仲の火牛の計の逸話を連想しながら、「わぎゅう。僕は和牛だ」と絶叫し、セーフティを押し込んでライフルをフルオートでぶっ放しながら突撃していった。
【「人間の屑」より】
――こんな町田康のグルーヴ感が好きなんだ、ぼかぁ。

何れにしろそもそも町田康の最大にして唯一の武器はグルーヴ感あふれるパンクな文体であって、それなくしては町田康たる所以がなくなるわけで、ここで問題が生じるのはお気づきの通り文体は映像化できないわけだから、いくら原作が町田康だといって餓鬼共が騒いだところで映画内に残る町田康の痕跡はせいぜい登場人物や団体の固有名詞、よくて台詞のひとつふたつになり、どこに町田康を持ち出す意味があったんじゃぼけぇと怒り心頭、ふるふるするのが目に見えているのである。くけぇ。

――って町田康をオマージュした町田康チックな文体で↑の文章を書いてみたけど、映像化するもんじゃないのちょっとは伝わりましたかね。

この破壊的な文体ありきで活きるストーリーであって、ストーリーだけ取り出すと悪い意味カオスですからね。

まったくノー知識な方のためにウィキペディアから、あらすじを拾ってきたんで書きます。

舞台は江戸時代。浪人・掛十之進(かけじゅうのしん)は仕官と報酬欲しさに、恐るべき災いを引き起こすとされる新興宗教団体「腹ふり党」の討伐を企てる。黒和藩(くろあえはん)重臣・内藤帯刀(ないとうたてわき)はこれを利用し、自分と対立する重臣の失脚を目論むが、教祖が捕縛された腹ふり党はすでに解散していた。内藤は偽の腹ふり党をねつ造する計画を企てるが、黒和藩に阿鼻叫喚の惨事が訪れる。

ね、なんか失敗の予感がすごいでしょ。
腹ふり党って。

それでもこれまたやはり因果なもので、町田康石井岳龍宮藤官九郎の名前が並んでいるのを見るだけでも、条件反射的にアドレナリンとよだれが出てしまうくらい、おれにとってはオールスター!

もう失敗してもいい。
駄作になってもいい。
このメンツを見た瞬間の興奮だけで、すでに元はとれている。

ここ一週間、おれの脳内ではずっとアナーキー・イン・ザ・U.K.がフルボリュームで流れているのである。
そしてこんなにふるふるワクワクするのは久しぶりだよ。

♪アーイアームァアンチキリスタンッ!!
♪アーイアームァアナーキスタッッッ!!!!

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